「給付金」の電子申請で2省庁に完全な明暗

「給付金」の電子申請で2省庁に完全な明暗

「企業向け給付金」の経産省は国民の現実を見て成功。
「個人向け給付金」の総務省は国民の現実を見ずに失敗。
その明暗の理由は「マイナンバー・カードリーダー機の購入」の現実。

・マイナポータルの利用状況の国民の3パターン

①実質所有者・・・0.02%
「マイナンバー・カードリーダー機の購入」もしくは「特定スマホによるアプリ経由登録」でマイナポータルまでアクセスが完了して、給付金の電子申請が可能な人。

②途中断念者・・14%
最初の「マイナンバーカードの申請」までだけはできたが、肝心な「マイナンバー・カードリーダー機の購入」もしくは「特定スマホによるアプリ経由登録」がネックになり、マイナポータルへの登録の途中で断念し機能不全。マイナンバーによる給付金申請ができない人。

③形式未所有者・・・86%
そもそも「マイナンバーカードの取得」すらしていない人

・「個人向け給付金」の総務省は今回は①の0.02%の国民だけが可能。
・「企業向け給付金」の経産省は、スマホで4つの写真をとるだけなので「マイナンバー・カードリーダー機」は不要なので、スマホを持つすべての国民が可能。

【政策提案】
今からでも「個人向け給付金」の電子申請ルールを変えて、「マイナンバー・カードリーダー機」なしでも12桁の数字入力(+その場合の本人名の口座限定)でOKに変更したら、給付金の電子申請は99.98%の普通の国民でも可能になります。
コロナ特例の法改正も必要でしょうが、マイナポータルを最後まで登録できた人の現実の比率を見た方がいいと思います。

・・・・・・・・・・
【企業の持続化給付金】
①「経済産業省 事業者サポートLINE」と友達になる
https://meti2020.jimdofree.com
その後、スマホのカメラで
②2019年確定申告書類
③売上台帳
④通帳
⑤身分証明書
をできるだけきれいに撮影して、LINEの「申込フォーム」に進む。

【個人の定額給付金】
①市役所に行って並び、マイナンバーカードを申請。1か月後に、その受取にも行く。
②ビッグカメラなどに行って「マイナンバーカードリーダー機」を購入する。その機械をPCに接続して・・・その後・・・・
・もしくは、「特定スマホによるアプリ経由登録」に成功した人
合計して、これができるのは、わずか、全国民の0.02% (※参考)

※参考 朝日新聞「マイナポータル登録者はわずか 0.02%」
https://www.asahi.com/sp/articles/DA3S14115415.html?iref=sp_ss_date