TYPE A
地域住民等利用推進型
申請完全ガイド

住民が利用し、効果を実感できることが絶対条件。
制度の趣旨を理解し、要件漏れを防ぎ、加点を最大化するための完全ガイド。
(令和7年12月24日 制度概要準拠)

基本概念と戦略

TYPE 1からの決定的な変化
「実装」から「利用」へ。
単にシステムが稼働するだけでなく、住民が実際に操作し利用するシーンが必須です。

  • 行政効率化のみはNG: 住民の目に触れない内部事務(勤怠管理、電子決裁、RPA等)は対象外。
  • 「時短」は効果とみなされない: 職員の作業時間短縮等は、TYPE Aにおける住民サービスの向上とは認められません。
  • 継続性: 単年度の実証実験ではなく、サービスイン後も維持・継続することが必須。
基本スペック
  • 補助率: 1/2
  • 上限額: 国費1億円 (事業費2億円)
  • 申請枠:
    都道府県:9事業
    市区町村:5事業
    (+地域間連携1事業)
  • 下限額: 事業費100万円以上

必須要件 (9つのチェックポイント)

ひとつでも欠けると「足切り」で不採択となります。必ず全て満たしてください。

01
具体的な地域課題
「なんとなくDX」は不可。「高齢者の買い物難民」「待機児童の手続き負担」など、具体的な「痛み」と解決策を提示。
02
地域への実装
庁内システムでおさまらず、実際の地域の暮らし(交通・教育・医療・防災など)の中にサービスが組み込まれること。
03
【最重要】住民への直接裨益
住民が直接利用する(アプリ等)か、窓口等でメリットを享受できること。
NG: 職員の時短・効率化のみ
04
3カ年のKPI
活動量(DL数等)だけでなく、成果(満足度・行動変容)を3年間計測する計画が必要。既存拡張なら上乗せ必須。
05
期限内実装
交付決定から令和9年3月31日までに確実にサービスイン(供用開始)すること。
06
継続性
単発イベントや一過性のと取組みは不可。事業終了後も維持・運営する財源と意思を示すこと。
07
優良モデル活用
リスクの高いフルスクラッチ開発は非推奨。導入済みの優良事例やパッケージシステムを活用すること。
08
推進体制
担当者任せにしない。庁内連携、民間・住民を巻き込んだコンソーシアム等の体制図を作成。
09
事業費100万円以上
対象事業費が100万円未満の小規模案件は対象外。PC購入費など対象外経費を除いて計算すること。
※地域間連携の場合は、連携団体の合計額で判定します。

加点項目・攻略法

採択を勝ち取るための加点項目。該当数が多いほど高評価となります。

1. モデル仕様書の活用 (最重要)
デジタル庁「モデル仕様書(23類型)」に準拠したシステムを導入すると加点。
(AIオンデマンド交通、母子手帳、書かない窓口、防災、電子図書館、こどもデータ連携など)

※必須機能を削除せずに実装することが条件です。
その他の加点
  • 共通SaaS / DMP活用: DMP活用時は「比較表」の出力・提出が必須。
  • スタートアップ活用: 創業15年以内。入札時の「トライアル発注(随契)」活用を推奨。
  • 地域間連携: 複数自治体の共同実施。「定住自立圏」等は枠外申請が可能。
  • マイナンバーカード利活用: 避難所入退、図書館カード、オンライン認証等。

申請書作成・遵守事項

Excel入力の技術
  • 統計データ: 「なんとなく」ではなく、数字で課題を語る。
  • ストーリー: 「〇〇地区の高齢者がスマホでバスを呼び、通院できる」といった具体的利用シーンを描写。
  • 経費内訳: 「一式」はNG。要件定義、開発、運用費を詳細に。
NG事例・厳格な遵守事項
  • 事前着手禁止: 交付決定日(4/1予定)より前の発注・契約は不可。
  • ハード偏重NG: サービス実装を伴わない単なるタブレット配布等は不可。
  • 期間外費用NG: 実装計画期間外のランニングコストは対象外。

申請スケジュール

事前相談期間: 令和7年12月24日 〜 令和8年1月21日(水)12時
交付決定(予定): 4月1日
※期間が非常に短いため、早急な事前準備が必要です。

必勝のための「3つのNot」

申請書を書く際の最終チェックリスト。

  • 「行政都合」ではないか?
    職員が楽になる話ばかり書かず、主語を「住民」に書き換える。
  • 「作っただけ」で終わらないか?
    DL数や利用率を上げるための「泥臭い広報・普及計画」が必要。
  • 「独自仕様」に固執していないか?
    モデル仕様書やSaaS活用など、国の標準化路線に乗る。
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