ChatGPT × プレゼン資料 / 竜之介メソッド
プレゼン資料は、ChatGPTのAIだけできれいに作れる
竜之介メソッド — 崩せない条件を先に定めるスライド制作テンプレート
公開|解説:村井宗明(元文部科学大臣政務官・AIエンジニア「らむね」)
動画の内容
ChatGPTなどのAIツールだけで、原稿やメモからデザインまで、プレゼン資料(PPT/スライド)を効率的に、そしてきれいに作る方法を解説します。
この動画で紹介するのが「竜之介メソッド」です。これは、崩せない条件を先に定めるプロンプトエンジニアリングのアプローチによる「汎用型スライド制作指示テンプレート」です。「いい感じに作って」と丸投げするのではなく、AIが守るべき条件をあらかじめ固定してから資料を作らせることで、誰でも安定してきれいなスライドを作れるようにします。
使い方はシンプルです。配布しているテンプレート(PDF)をChatGPTに読み込ませ、その後にスライド化したい文章・原稿・文字起こし・メモ・箇条書き・構成案を貼るだけ。すると、AIが単なる要約ではなく「資料制作の設計図」を作ってくれます。
竜之介メソッドとは — 「要約」ではなく「設計図」を作らせる
ChatGPTに「この文章をスライドにして」とお願いすると、多くの場合は内容を要約しただけの箇条書きが返ってきます。しかし、良いプレゼン資料に必要なのは要約ではありません。元の内容の意味・構造・論点の順序・強弱・前提・含意を崩さずに、読み手が理解しやすい形に組み立て直すことが重要です。
竜之介メソッドは、AIが勝手に意訳・飛躍・歪曲をしないよう、守るべき条件を先に定めておく手法です。テンプレートの狙いは、単なる要約ではなく、元の内容を崩さずに「スライドとして制作できる設計図」をAIに作らせることにあります。
この設計図には、全体理解 → 基本方針 → ページ数 → 全体構成 → 固定フォーマット → デザイン → 統一性ルール → 各ページ詳細 → 制作ルール → 共通指示文までが含まれます。ここまで揃えることで、AIによるスライド制作が安定し、誰が作っても同じレベルの完成物になります。
テンプレートが定める主な条件
配布テンプレートには、AIがスライド設計図を作るときに守るべき「崩せない条件」が定められています。主なものは次の通りです。
- 1. 素材理解・内容保持:意味・構造・論点の順序を変えない。書かれていない背景を勝手に足さない。意訳・飛躍・歪曲をしない
- 2. 用途・読者・目的を先に固定:営業/提案/講義/研修など、資料の用途と読者・目的を最初に決め、途中で変更しない
- 3. 完成形は「要約」ではなく「設計図」:全体理解・基本方針・ページ数・全体構成・固定フォーマット・デザイン・統一性ルール・各ページ詳細・制作ルール・共通指示文まで含める
- 4. 固定UI・固定フォーマット:ページ番号・章ラベル・タイトル・カード・結論帯などを、全ページ同じ位置・役割・見え方で反復する
- 5. デザインの世界観を具体的に定義:配色・背景・フォント・図解・余白・視線誘導などを具体的に指定し、「いい感じに」で済ませない
- 6. 情報密度・可読性:1ページ1メッセージ。詰め込みすぎず、図解・表・カードで理解を補助する
- 7. 統一性の維持:前半・後半で別々の資料に見えないよう、全体を通して見え方を揃える
- 8. 変えてよいもの/変えてはいけないものの明確化:画像生成やページ単位の制作でも、固定すべき要素と変更してよい要素を分ける
- 9. 人物・キャラクターの同一性:キャラクターを使う場合はキャラクターID・髪型・服装などを固定し、変えるのはポーズ・表情などのみにする
- 10. 第三者再現性:別チャット・別AI・外部デザイナーに渡しても同じ完成物を作れる粒度で書く
これらの条件をテンプレートとして先に読み込ませておくことで、あとは原稿を貼るだけで安定した設計図が得られます。
よくある質問
Q. 竜之介メソッドとは何ですか?
崩せない条件を先に定めるプロンプトで、ChatGPTにスライド資料の「制作設計図」を作らせる汎用テンプレート手法です。単なる要約ではなく、意味・構造・論点の順序を崩さずにスライド化するのが特徴です。
Q. どうやって使いますか?
配布しているテンプレート(PDF)をChatGPTに読み込ませ、その後に資料化したい原稿やメモを貼るだけです。
Q. 普通にAIに要約させるのと何が違いますか?
要約ではなく、意味・構造・論点の順序を崩さず、固定UI・デザイン・統一性まで含めたスライド制作の設計図を作る点が違います。
Q. テンプレートはどこで入手できますか?
このページ内のボタンから template.pdf をダウンロードし、ChatGPTに読み込ませてご利用ください。
解説者プロフィール
村井宗明(むらい むねあき)|元衆議院議員・元文部科学大臣政務官。政界引退後、ヤフー株式会社・LINE株式会社でITエンジニアとして活躍。現在は行政・教育分野の行政専門AIエンジニアとして、627自治体が導入する公務員専用AI「マサルくん」、デジタル庁「源内AI」、教育AIプラットフォームなどを開発。エンジニアネームは「らむね」。YouTubeチャンネル「AIエンジニアらむね」でAI活用術を発信中。
その他の開発実績・講演情報は村井宗明 公式ポートフォリオをご覧ください。関連ページ:Claude Fable5のセキュリティ(6月10日)/Codex活用法・ChatGPTとの違い(6月18日)/Grok AI Build機能(6月20日)/行政の書類審査AI(6月23日)/Codexでサイト制作(7月1日)