Codex × ChatGPT
Codex活用法!ChatGPTとは違う有効で具体的使い方
「考えるAI」と「手を動かすAI」の使い分けとは?
公開|解説:村井宗明(元文部科学大臣政務官・AIエンジニア「らむね」)
動画の内容
この動画では、ChatGPTとCodexの能力の違いと、実務での使い分けを解説します。同じOpenAIのAIでも、得意分野はまったく異なります。
端的に言うと、ChatGPTは「考える・整理するAI」、Codexは「実際に手を動かして成果物を前に進めるAI」です。ChatGPTは相談・情報整理・比較検討・文章化・学習支援が得意で、企画段階や要件整理、文章の下書きで力を発揮します。
一方Codexは、既存のコードやファイルを実際に見ながら修正し、関連箇所まで確認して、変更後の動作まで検証します。提案で終わらず、修正・実行・確認まで進めてくれるのが最大の特徴です。
Codexの4つの長所
Codexが「手を動かすAI」として成果を出せるのは、次の4つの長所があるからです。
- ①現物を見て判断できる:実際のファイルやコードを直接読み込み、推測ではなく事実にもとづいて判断します
- ②複数ファイルにまたがる修正ができる:整合性を取りながら、関連する複数のファイルをまとめて変更します
- ③ログや実行結果を見てデバッグできる:エラーログや実行結果を確認し、原因を特定して直します
- ④修正後の確認まで進めやすい:直して終わりではなく、変更後の動作まで検証できます
具体例 — Codexはここまでやってくれる
1. 画面が真っ白になる不具合
Codexは実ログを確認して原因を特定し、関連コードを修正したうえで、再表示による復旧確認まで進めます。「なぜ真っ白になるか」を推測で語るのではなく、実際に直して動くところまで到達します。
2. APIキーの直書きをやめて安全な実装に統一
全体を検索して直書きされたAPIキーを洗い出し、.envファイルへの外部化と認証方式の統一を行い、漏れがないかまで確認します。散らばった修正を一括で整合させるのが得意です。
3. スマホ表示の崩れ
崩れを確認したうえでHTML/CSSを調整し、再表示して差分を確認します。見た目の問題も、修正後の状態を確かめながら仕上げられます。
ChatGPTとCodexの使い分け
目的に応じて、次のように切り分けると価値を最大化できます。
- 考えを深める・企画を立てる・文章を整える・比較検討する → ChatGPT
- 既存の不具合を直す・機能を追加する・複数ファイルを横断して変更する・テスト/動作確認まで完了させる → Codex
「考える」ならChatGPT、「成果物を前に進める」ならCodex。この軸で判断すれば迷いません。
Codexで成果を出す依頼のコツ
Codexは依頼の仕方で成果が大きく変わります。次のように伝えると、期待した結果が得られやすくなります。
- 「原因を特定して最小修正で直して」
- 「関連箇所も見て整合を取って」
- 「修正後に確認結果も教えて」
- 「既存コードの流儀に合わせて実装して」
原因特定と最小修正、整合の確認、確認結果の報告、既存コードの流儀への追従。この4点をセットで伝えるのがポイントです。
結論
ChatGPTは考える力を伸ばすAI、Codexは成果物を前に進めるAIです。どちらが優れているという話ではなく、それぞれの得意分野を理解して使い分けることで、AI活用の価値を最大化できます。
よくある質問
Q. CodexとChatGPTの違いは何ですか?
ChatGPTは「考える・整理するAI」、Codexは「実際に手を動かして成果物を前に進めるAI」です。ChatGPTは相談や情報整理・文章化が得意、Codexは既存コードを見ながら修正・実行・確認まで進めるのが得意です。
Q. Codexはどんな作業が得意ですか?
現物(実際のファイルやコード)を見て判断し、複数ファイルにまたがる修正を整合を取りながら行い、ログを見てデバッグし、修正後の動作確認まで進めることが得意です。
Q. どう使い分ければいいですか?
企画・情報整理・文章化はChatGPT、既存の不具合修正・機能追加・複数ファイル横断変更・検証まではCodex、と切り分けると効果的です。
Q. Codexで成果を出す依頼のコツは?
「原因を特定して最小修正で直して」「関連箇所も見て整合を取って」「修正後に確認結果も教えて」「既存コードの流儀に合わせて実装して」と伝えると成果が出やすくなります。
解説者プロフィール
村井宗明(むらい むねあき)|元衆議院議員・元文部科学大臣政務官。政界引退後、ヤフー株式会社・LINE株式会社でITエンジニアとして活躍。現在は行政・教育分野の行政専門AIエンジニアとして、627自治体が導入する公務員専用AI「マサルくん」、デジタル庁「源内AI」、教育AIプラットフォームなどを開発。エンジニアネームは「らむね」。YouTubeチャンネル「AIエンジニアらむね」でAI活用術を発信中。
その他の開発実績・講演情報は村井宗明 公式ポートフォリオをご覧ください。関連ページ:Grok AI Build機能(6月20日)/行政の書類審査AI(6月23日)/Claude Fable5のセキュリティ(6月10日)/プレゼン作成・竜之介メソッド(6月9日)/Codexでサイト制作(7月1日)